ダウ理論:トレンドの定義

FXテクニカル分析

この値動きが『アップトレンド』、要するに、『アップトレンド』というのは、チャートが『高値と安値を切り上げている状態』です。

押し安値Bは直近につけた高値Aを抜く起点となった安値であるのに対し、安値Dは直近の高値Cを目指すも、抜くことまではできなかった波の起点の安値です。

高値Dに比べて、戻り高値Bの方がはるかに、強烈な『買いのパワー』が働いていることが分かります。言葉の定義としては“直近の高値を抜くことに成功した波の起点となる安値”のことを『押し安値』と呼びます。

こちらの値動きが『ダウントレンド』です。『ダウントレンド』というのは、チャートが『高値と安値を切り下げている状態』ということです。

戻り高値Bは直近につけた安値Aを抜く起点となった高値であるのに対し、高値Dは直近の安値Cを目指すも、抜くことまではできなかった波の起点の高値です。

高値Dに比べて、戻り高値Bの方がはるかに、強烈な『売りのパワー』が働いていることが分かります。言葉の定義としては“直近の安値を抜くことに成功した波の起点となる高値”のことを『戻り高値』と呼びます。

まずは、この『トレンドの定義』『押し安値』『戻り高値』の3つを理解することがダウ理論では重要になってきます。

ちなみにダウ理論的には、“トレンドレス”または”レンジ”という概念を認めていません。

つまり、“アップトレンドかダウントレンド”のどちらかに相場は常に分類されます。そこはあまり重要ではないのでスルーしてもらって大丈夫です。

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